令和6年施行
令和6年分(2024年)の所得税から適用された税制改正の概要。 定額減税が主要な施策であり、令和6年分限りの一時的措置。
定額減税
令和6年分は基礎控除自体の変更はないが、定額減税 の適用判定において本人の合計所得金額 1,805万円以下 という閾値が存在した。基礎控除の判定閾値とは異なる独立した要件。
→ 定額減税の全体像は 定額減税(令和6年限定) 参照
住宅ローン控除の子育て世帯等への上乗せ
改正の趣旨
住宅価格の急激な上昇を踏まえ、子育て世帯および若者夫婦世帯の借入限度額を上乗せ。
子育て世帯等の定義
- 18歳以下の扶養親族を有する者
- 自身または配偶者のいずれかが39歳以下の者
借入限度額の上乗せ(新築・買取再販住宅、R6年入居)
| 住宅区分 | 通常 | 子育て世帯等 |
|---|---|---|
| 認定住宅 | 4,500万円 | 5,000万円 |
| ZEH水準省エネ住宅 | 3,500万円 | 4,500万円 |
| 省エネ基準適合住宅 | 3,000万円 | 4,000万円 |
→ 住宅ローン控除制度全体は R4改正、現行制度は 住宅借入金等特別控除 参照
ストックオプション税制の利便性向上
改正内容
税制適格ストックオプションの年間権利行使価額の上限を引上げ。
| 対象 | 改正前 | 改正後 |
|---|---|---|
| 設立5年未満のスタートアップ | 1,200万円 | 2,400万円 |
| 5年以上20年未満の非上場/上場5年未満 | 1,200万円 | 3,600万円 |
年末調整に直接影響する改正ではない(確定申告で処理)。
出典
- 国税庁 定額減税について
- 財務省「令和6年度税制改正」パンフレット(PDF)