エンドツーエンドフロー
NOTE
本ドキュメントは年始調整の全体像を1本のフローで俯瞰する。各フェーズの詳細は個別フロードキュメントを参照。
BF-001: 年始調整エンドツーエンドフロー
概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | 年始調整の全プロセスを先頭から末尾まで一本のフローで可視化し、アクター間の連携と各フェーズの関係を明確にする |
| トリガー | 前年度の確定完了(年度サイクルの起点) |
| アクター | 従業員、企業管理者、代行事業者スタッフ、システム管理者 |
| 前提条件 | 企業がオンボーディング済み(→ BF-201)、従業員が登録済み(→ BF-202) |
| 成果物 | 全従業員の源泉徴収票・法定調書の提出完了、翌年度データの準備完了 |
フロー図
フェーズ詳細
| # | フェーズ | 主要アクター | 詳細フロー | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 前年繰越 | 管理者 / システム | → BF-101 年度準備フロー | 前年の事実データを繰り越し、判定結果を初期化。年齢変動を自動検出 |
| 2 | 年度準備 | 管理者 / 代行事業者 | → BF-101 年度準備フロー | 年度設定、給与インポート、対象者判定、申告依頼送信 |
| 3 | 事実収集 | 従業員 | → BF-102 事実確認フロー | 基本情報・家族・控除証明書の確認、計算結果の確認、提出 |
| 4 | レビュー・承認 | 管理者 / 代行事業者 | → BF-103 レビュー・承認フロー | 自動承認、手動レビュー、差し戻し・一括承認 |
| 5 | 確定・出力 | 管理者 / 代行事業者 | → BF-104 年度確定・帳票出力フロー | 税額最終計算、年度確定、帳票生成、電子申告 |
| 6 | 事後処理 | 管理者 / 代行事業者 | → BF-105 再年調フロー | 確定後の訂正、差分再計算、帳票再生成 |
| 7 | 翌年度へ | 管理者 | → Phase 1 に戻る | 翌年度準備ウィザードでサイクル再開 |
アクターと役割
| アクター | フェーズ | 役割 |
|---|---|---|
| 従業員 | Phase 3 | 自身の事実データ(基本情報・家族・控除証明書)を確認・提出する |
| 企業管理者 | Phase 1〜2, 4〜6 | 年度の設定・準備、レビュー・承認、年度確定。独立管理モデルでは全工程を自社で実行 |
| 代行事業者スタッフ | Phase 2, 4〜6 | 代行モデル下の顧問先のレビュー・承認・確定を代行。顧問先横断で効率処理 |
| システム管理者 | 通年 | 税制改正パラメータの更新(→ BF-301)、プラットフォーム運用 |
代行モデル vs 独立管理モデル
| 工程 | 代行モデル | 独立管理モデル |
|---|---|---|
| 年度準備 | 代行事業者が指示 → 企業管理者が実行 | 企業管理者が自律的に実行 |
| 事実収集 | 従業員が直接入力 | 従業員が直接入力 |
| レビュー・承認 | 代行事業者が実施(税理士業務) | 企業管理者が実施 |
| 税額計算・帳票 | 代行事業者が実施(税理士独占業務) | 企業管理者が実施(税理士関与なし) |
| 電子申告 | 代行事業者が代理申告 | 企業管理者が直接申告 |
IMPORTANT
独立管理モデルの企業の税額計算・帳票作成は、税理士法第52条の「税務代理」には該当しない(企業が自社従業員の年末調整を行う行為は非独占業務)。ただし、代行モデルでは税理士(税理士法人)のみが実施可能。
年間タイムライン
| 時期 | イベント | 関連フェーズ |
|---|---|---|
| 前年12月 | 税制改正確定、パラメータ更新 | → BF-301 |
| 前年12月〜1月 | 翌年度準備、事実データ繰り越し | Phase 1 |
| 1月上旬 | 年度設定、給与データ確定インポート | Phase 2 |
| 1月中旬 | 申告依頼送信、従業員が事実確認 | Phase 2〜3 |
| 1月中旬〜下旬 | レビュー・承認 | Phase 4 |
| 1月末 | 年度確定、帳票生成、源泉徴収票交付 | Phase 5 |
| 1月末 | 法定調書合計表を税務署に提出(期限: 1/31) | Phase 5 |
| 1月末 | 給与支払報告書を市区町村に提出(期限: 1/31) | Phase 5 |
| 2月以降 | 再年調(訂正があれば) | Phase 6 |
| 通年 | ライフイベント随時登録 | → BF-106 |