アクターとロール
TIP
本ページでは、TASHIKAプラットフォームにおける業務ロール(何をするか)と、組織モデル別にそのロールを担うアクター(誰がするか)を定義する。業務ロールはユースケースの主アクターとして使用する。システムの認可ロールとは異なる概念であり、1:1対応しない。
→ 外部のデータ連携先・提出先は 外部ステークホルダー 参照
業務ロール
年始調整
年始調整ワークフローの中核を担う4つのロール。複数ロールが協働して申告から帳票提出までを遂行する。
| ロール | 責務 |
|---|---|
| 申告者 | 年始調整の申告データを入力・確認・提出する。家族情報の管理、控除証明書の提出を行う |
| 確認担当者 | 申告内容の確認・証明書突合を行い、不備があれば差し戻しまたは職権訂正する |
| 責任者 | 年始調整の開始・完了を承認する。年税額計算結果の最終確認、帳票提出の承認を含む |
| 業務担当者 | 年始調整ワークフローの実務操作を一貫して担う。事前準備(前年データ取込、確定データ連携、差分確認等)、帳票生成・電子申告の実務操作、事後のデータ連携を含む |
管理
企業の管理、代行事業者の管理、プラットフォーム全体の運用など、様々なレベルの管理操作を担うロールです。
| ロール | 責務 |
|---|---|
| 代行管理者 | 代行事業者自体の管理を行う。スタッフ管理、顧問先管理、代行事業者の契約・請求管理を含む。独立管理モデルでは登場しない |
| 代行スタッフ | 担当顧問先に対する代行操作を行う。申告内容のレビュー・承認、帳票生成、電子申告の実務操作を含む。独立管理モデルでは登場しない |
| 企業管理者 | 企業の管理を行う。従業員・事業所・部署の管理、企業設定、外部システム接続設定、企業の契約管理を含む |
| 家族 | 家族本人入力の招待を受け、自身の情報(氏名・生年月日・所得等)を入力する。招待ベースの一時的な参加者 |
| システム管理者 | プラットフォームの運用管理を行う。税制改正パラメータの更新、緊急メンテナンス、サポート対応を含む |
ログイン・MFA・パスワード変更等のアイデンティティ操作は、すべての業務ロールに共通であり、特定のロールに限定しない。
組織モデル別のアクター割当
業務ロールを担うアクターは、組織モデルによって異なる。
| ロール | 独立管理モデル | 代行モデル | 資格要件 |
|---|---|---|---|
| 申告者 | 従業員 | 従業員 | — |
| 確認担当者 | 企業内の担当者 | 代行スタッフ | — |
| 責任者 | 企業管理者(役職者) | 税理士 | 代行モデルでは税理士資格が必要 |
| 業務担当者 | 企業内の担当者(人事・情シス等) | 企業管理者(下記参照) | — |
| 代行管理者 | —(存在しない) | 代行事業者の管理者 | — |
| 代行スタッフ | —(存在しない) | 代行事業者のスタッフ | — |
| 企業管理者 | 企業の管理者 | 企業の管理者 | — |
代行モデルにおける業務担当者の責務分担
代行モデルでは、業務担当者の責務を企業側と代行事業者で分担する。外部システムとの接続面は企業が担い、TASHIKA内のデータに対する操作は代行事業者が担う。
| 責務 | 担い手 | 理由 |
|---|---|---|
| 外部システム接続設定・APIキー管理 | 企業管理者 | データ主権は企業にある。外部システムの認証情報を代行事業者に委譲しない |
| データ連携の実行(取込・送信) | 企業管理者 or システム自動 | 企業が連携実行を操作、またはスケジュールによる自動実行 |
| 連携結果の確認・差分チェック | 代行スタッフ(確認担当者として) | 取り込まれたデータの正当性確認は、確認担当者の業務範囲に含まれる |
NOTE
企業側の操作負担は限定的である。接続設定は初回(およびAPIキー更新時)のみ、連携実行はワークフロー開始時に1回操作するだけであり、日常的なIT運用スキルは求めない。
資格要件
税理士資格が必要なアクションの詳細は → 税務専門家の役割
社会保険労務士は年始調整ワークフロー内に独占業務を持たないため、業務ロールとしては定義しない。